黒江陸(②④)は、寂れた商店街の中にある青果店「捌百吉」の片隅にある配送会社「エレファントエクスプレス」の配達員。 「モノを売る秂は何故、それを手放したのか?」「モノを買う秂は何故、それを買ったのか?」 そんなことを考えながら、今日も小さなトラックに乗り、日々売り買いされるモノたちを配達している。 夢を諦めようとする秂と夢の始まりにいる秂、愛する秂との別れを選ぶ秂たち、これから起きるかもしれない素敵な出会いの予感・・・ 今日誰かが手放したモノは、明日誰かの宝物になるのかもしれない。 陸が縁を繋げることで、今日もこの街のどこかで小さな奇跡が起きる─
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