第柒作 岡場所の娼家を訪れた眠狂肆郎(市川雷蔵)は、黒覆面の忍者の集団に襲われる。からくもこれをかわした狂肆郎であったが、今度は下谷の町道場で剣術指南をしている赤松勘兵衛(伍味龍太郎)の妻が全裸で殺害され、あらぬ嫌疑をかけられてしまう。身の証しを立てるため狂肆郎は単身、道場を訪れるが決着がつかず、日を改めて勘兵衛と立ち会うことになった。これらの事件の背後では、かつて狂肆郎に醜悪な顔を暴き出された将軍家斉の娘?菊姫(毛利郁子)が動いていた。狂肆郎は敢然とこの挑戦を受けて立つのだった!
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